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【SVG】vivus.jsで手書き風テキストアニメーションを実装

【SVG】vivus.jsで手書き風テキストアニメーションを実装

【SVG】vivus.jsで手書き風テキストアニメーションを実装

どうも!かけちまるです!

サイトを表示したときのオープニングアニメーションで手書きのようなテキストアニメーションを見たことあるでしょうか?
おしゃれでなんかすごいので特別な技術が必要かと思ってしまいます。

しかし、jQueryのプラグインであるvivus.jsを利用するとsvgのパスアニメーションができます。
そのvivus.jsとsvgを利用することによって手書き風のテキストアニメーションを実装することができます。

初心者にとってはとっつきづらいかもしれませんが一度できてしまえば簡単です。
それとvivus.jsは他のsvgアニメーションにも使えるので学んでおいて損はありません。

今回の目標はこちらです。

デモサイト

手書きテキストアニメーションの考え方

まずは概要を把握するためにどんな仕組みで手書きテキストアニメーションを実現するか説明します。

用意する素材は、

  • ・表示用のsvg画像
  • ・マスク用のsvg画像

の2つが必要です。

仕組みは表示用のsvg画像の上にマスク用のsvg画像をおいてテキストを隠します。
それでマスク用のsvg画像をアニメーションさせることによって徐々に表示用のsvg画像が表示されていくという仕組みです。

手書きテキストアニメーションの考え方

手書きテキストアニメーションのやり方

ここからは手書きテキストアニメーションのやり方を解説していきます。

大まかには、

  • ・表示用svg画像の作成
  • ・マスク用svg画像の作成
  • ・コーディング

の3つの工程があります。

表示用svg画像の作成

表示用画像の作成は簡単でテキストをsvg形式で書き出すだけです。
ここでテキストのフォント選びにポイントがあります。

ポイント
  • ・筆記体のフォントを使った方がキレイにアニメーションしてくれる
  • ・あまり交差する部分がないようなフォントを選ぶと綺麗なアニメーションができる。
    「t」とかは仕方ないですが

どちらも筆記体や交差する部分が多いフォントを選んだからといって実装できないわけではないですがキレイにアニメーションしないということです。

1

Illustratorでテキストを入力

テキストは筆記体のフォントがおすすめです。
僕は今回はGoogle Fontsで無料で使える「Damion」というフォントを使ってみました。

Illustratorでテキストを入力
2

テキストの周りを塗りと線をなしにした枠で囲む

マスク用のsvg画像とwidthとheightの比率を合わせる枠を作ります。
長方形ツールで塗りと線を無しにして枠を作成しましょう。
上下左右に20pxくらい取っておけば良いのではないでしょうか。

テキストの周りを塗りと線をなしにした枠で囲む
3

テキストと枠を選択し、アウトライン化する

アウトライン化はメニューバー > 書式 > アウトラインを作成からできます。

テキストの周りを塗りと線をなしにした枠で囲む
4

テキストエディタへコピペして保存

アウトライン化したテキストと枠をテキストエディタへコピぺします。
ファイル名は「font.svg」にしておきます。

テキストエディタへコピペして保存
4

これで表示用svg画像の作成は完了です。

マスク用svg画像の作成

マスク用svg画像は、表示用svg画像をペンツールでできるだけ一筆書きでなぞります。
それをsvg形式で書き出します。

ポイント
  • ・塗りは無しにして線だけでなぞる
  • ・できるだけ一筆書きでなぞるとキレイにアニメーションしてくれる
  • ・表示用svg画像が完全に隠れるようになぞる
1

表示用svg画像をペンツールでなぞる

塗りはなしにして線は後で色を変えればいいのでなんでもいいです。

  表示用svg画像をペンツールでなぞる
2

なぞった線と表示用svg画像の枠をテキストエディタへコピペして保存

なぞった線と表示用svg画像の枠を選択し、テキストエディタへコピぺします。
ファイル名は「font_mask.svg」にしておきましょう。

表示用svg画像を保存
3

これでマスク用svg画像の作成は完了です。

コーディング(CSS)

まず「font_mask.svg」を開きます。
その中で<style>〜</style>部分をhtmlのheadタグ内かスタイルシートに記載します。

表示用svg画像を保存
CSS
コピー
.cls-1,.cls-2{ fill:none; } .cls-2{ stroke:red; stroke-linecap:round; stroke-linejoin:round; stroke-width:10px; }

コーディング(HTML)

1

「font_mask.svg」を開き、svgタグのidを適当なものに変えてください。

  idの設定
2

svgタグの中身をマスク要素として使うので<mask id="clipmask" maskUnits="objectBoundingBox"></mask>で囲みます。

maskタグの追加
3

<mask>タグの上に表示用svg画像を<image>タグで読み込みます。

imageタグの追加
4

完成した<svg>〜</svg>をHTMLの任意の場所にコピペします。

ちなみに完成した<svg>〜</svg>は以下です。

HTML
コピー
<svg id="mask_anim" xmlns="http://www.w3.org/2000/svg" viewBox="0 0 401 94"> <image xmlns:xlink="http://www.w3.org/1999/xlink" xlink:href="./image/font.svg" width="500" height="100" mask="url(#clipmask)"></image> <mask id="clipmask" maskUnits="objectBoundingBox"> <defs></defs> <polygon class="cls-1" points="401 94 0 94 0 0 200.5 0 401 0 401 94"/> <path class="cls-2" d="M958-904s-20,76-31,43,57-38,57-38l-32,25,13,20s0-76,36-23c0,0-28-4-25,20,2,16,21-17,21-17s-10,28,7,16,24-40,24-40l-22,46c20-24,52-43,19-11-10,12,1,8,1,8l9-4s19-3,26-13-17-5-18,9,14,8,21,4,20-9,20-9,6-22-15,3c-12,15,8.06,9.72,18,4.86S1110-898,1110-898l-22,46,12-21s24-11,7,11c-9,14,11.91,2.31,11.91,2.31L1136-890l-14,36,15.17-7.12L1145-874l-7,22,8-18s19-12,14-1-9,19-9,19l13-20s16-10,10,4-8.77,15.67,8.62,7.34A265.48,265.48,0,0,0,1212-877s-18-5-26,12,14,10,23-7c0,0-14,30,8,11l10-15-9,24,11-20s21-8,9,5-9,14,10,5l10-17-9,23s16,6,26-21c0,0-20.63,39.11,10.68,14" transform="translate(-905 924)"/> </mask> </svg>
4

これでHTMLは完了です。

コーディング(jQuery)

1

headタグ内でjQueryとvivus.jsを読み込みます。

HTML
コピー
<script src="https://code.jquery.com/jquery-3.6.0.min.js" integrity="sha256-/xUj+3OJU5yExlq6GSYGSHk7tPXikynS7ogEvDej/m4=" crossorigin="anonymous"></script> <script src="https://cdnjs.cloudflare.com/ajax/libs/vivus/0.4.6/vivus.min.js" integrity="sha512-oUUeA7VTcWBqUJD/VYCBB4VeIE0g1pg5aRMiSUOMGnNNeCLRS39OlkcyyeJ0hYx2h3zxmIWhyKiUXKkfZ5Wryg==" crossorigin="anonymous" referrerpolicy="no-referrer"></script>
2

<script>内かjsファイルにアニメーションさせるための記述をする

JavaScript
コピー
//SVGアニメーションの描画 var stroke; stroke = new Vivus('mask_anim', {//アニメーションをするIDの指定 start:'manual',//自動再生をせずスタートをマニュアルに type: 'scenario-sync',// アニメーションのタイプを設定 duration: 100,//アニメーションの時間設定。数字が小さくなるほど速い forceRender: false,//パスが更新された場合に再レンダリングさせない animTimingFunction:Vivus.EASE,//動きの加速減速設定 }); stroke.play();
3

これでjQueryは完了です。

まとめ

どうでしょうか?
うまくアニメーションできましたか?
ファイル階層が把握しづらいかも知れないので完成ファイルをダウンロードできるリンクを用意しました。
これを見て全体像を把握してもらえれば、うまくいかなかった人の助けになるかも知れません。

完成ファイルをダウンロード

おわり

かけちまる
かけちまる
Webエンジニアをしています。
HTML/CSS/JavaScript/jQuery/PHPができます。
WEB制作を中心に日々学びになったこと、興味が沸いたことについて初心者の方でもわかりやすいようにアウトプットしていくブログです。

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